イラスト/のだかおり
『ママ、絵本を読んで』
毎日山積みの絵本を抱えてきては
私のひざの特等席に満面の笑みで座る娘。
時には声が枯れそうになりながらも、
娘の温かく柔らかいぬくもりを感じながら
一緒に絵本を読む時間は私にとっても幸せな時間でした。
読みながらふたりで大笑いしたり、
さみしい気持ちになったり。
短くなった鉛筆が捨てられてしまうお話では
鉛筆の気持ちに共感して大泣きしたことも…。
その思いからか、小学生になった今では
手動の鉛筆削りでも削れなくなるまで
大切に使っています。
自分で読書を楽しむことが増えても、
たまに「ママ! 絵本を読んで」と
私のひざに来てくれることがあります。
だんだん残り少なくなってきた親子の時間を
大切に楽しみたいと思う今日この頃です。
大阪府 ペンネーム れあなママ 42才
※あなただけの「読み聞かせエピソード」をお聞かせください!
ポラメル本誌、こちらのページでご紹介していきます。
くわしい応募方法はこちらをご覧ください